陣痛中に助けになった香り

こんにちは

村上由美子です。

いかがお過ごしですか?

今日は陣痛中に助けになった香りをご紹介いたしますね ^ ^

と言っても、香りはものすごくパーソナルなものです。

わたしにとっては素晴らしくても

それが他の方にもいいかと言ったら、そうではありません。

理想的なのは、香りを欲する時に嗅いでみて

心地がいいか、良くないか

で、判断していただくのが一番いいです。

なので、《その時のわたしに合っていた香り》として、紹介させてください。

 

まず、今回の出産に備えて12本ほど精油を準備しました。

陣痛の緩和、子宮収縮促進、腰痛、頭痛、吐き気と嘔吐、後陣痛、不眠症、ストレス、抑うつ etc.

これらに効果的と言われている精油です。

まだ陣痛が穏やかだった時にこの中から感覚的にピンっときた香りをすべて嗅ぎ

その中で一番気持ちが良かったのがジャスミンでした。

 

ジャスミンはベンジルアセテート(酢酸ベンジル)を主としたエステル類が多くを占めていて

それらは、同じくジャスミンが含有するケトン類と共に鎮痙作用があるため

分娩時には極めて有用です。

また、ケトン類とフェノール類のオイゲノールには鎮痛作用があり

子宮の収縮を促して痛みを緩和させるため

昔から分娩時に用いられた経緯がある精油です。

わたしは陣痛中、芳香浴だけでマッサージはできませんでしたが

ジャスミンは鎮静効果がありながら、気分を高揚させる作用を持ち合わせていると言われている通り

強い痛みの中でもパニックにならずに

華やかで温かみのある香りに安心感を得たのを覚えています。

あの時のわたしはラベンダーやゼラニウムといった、優しい香りでは弱かったのだと思います。

あの過酷な状況だからこそ、圧倒的な甘さ強さが必要でした。

香りって鼻から吸入して脳に伝わるまで、0.2秒以下だと言われています。

だから痛みが押し寄せてきてから香りを嗅いでも、すぐに効果を発揮してくれます。

一人きりで心細かった陣痛室。

お守り代わりに持って行った精油たちに本当に守ってもらったな、という気持ちです。

 

手持ちのカードは多ければ多いほうがいい、というわけでもありませんが

どういう状況にでも対応できるように、ある程度種類はあったほうがいいな、とは思いました。

産前産後精油ボックスなんて作って販売したら人気出るんじゃないかなぁ・笑